1997年に地球から観測された彗星ヘール・ボップ(C/1995 O1)は、20世紀で最も注目された彗星の一つです。
発見者であるアメリカのアマチュア天文学者アラン・ヘールとトーマス・ボップの名前を冠して名付けられました。
ヘール・ボップ彗星は、1995年7月23日に発見され、その後約1年半後の1997年春に地球に最接近しました。
この彗星は非常に明るく、長い期間にわたり肉眼で観測でき、世界中の人々にその美しい姿を見せました。
特に尾の長さとその輝きが特徴的で、尾は2本あり、一つはイオンの尾、もう一つはダストの尾で、どちらも鮮やかに夜空を飾りました。
ヘール・ボップは、太陽系の外縁部から訪れた長周期彗星であり、次に地球を訪れるのはおよそ4380年後と予測されています。
そのため、私たちがこの彗星を再び見ることはありませんが、私にとって忘れられない天文現象となりました。
写真はネガフィルムで撮影されたものを、スキャナーで取り込んだものです。
画質は悪いですが、ご了承下さい。
撮影地:ミュンヘン・ノイペーラッハ