物理学研究センター / Physikzentrum Bad Honnef
2005年のAKMセミナーはバッド・ホネフ町に有る物理学研究センター(Physikzentrum Bad Honnef)で行われました。
旧首都ボンの南東に位置するこの小さな町はヴィラが立ち並ぶ高級住宅街でもあります。
丸2日間、各自の研究発表でギッシリでしたが、流星の話題ばかりで無く大気光学の話題も沢山有り、大変面白かったです。
このセンターは1897年商人オットー・ホルターホフ氏が財産をボン大学へ献金し、貴族女性の家政学校を支援する財団法人として発足しました。
1947年には老いた教養人用の研究センター且つホームとなり、1976年からはセミナー、学会などが開催される研修センターとして使用されています。
大理石で造られた入口やホールは建物の歴史を感じさせます。何時頃建てられ、どの様に使用されてきたのかは今調査中です。
AKMセミナー
今回のセミナーでは何人もの科学者やアマチュア天文研究家が招待され、普段全くお目にかかれない写真や資料を公開してくれます。
その中でもオランダ王立気象研究所のGünther Können氏は南極越冬中の珍しい写真やハロ現象などを紹介してくれました。
竜の岩 / Drachenfels
物理学研究センターから北へ数km走るとクーニヒスヴィンター市に入ります。そこには標高321mの竜の岩が聳え立っています。
この岩の名前はニーベルンゲン伝説の英雄シーグフリードが退治した竜が岩になったと言われるところから来ています。
竜の岩は自然保護地区シーベンゲビルゲ(Siebengebirge、7つの山)の一つです。
その中腹に竜城(Schloss Drachenburg)と呼ばれるお城が1882~1884年にかけてステファン男爵によって築かれました。
このお城の名前の由来はシーグフリードがここで竜を退治してその血を浴びて不死身になった場所という言い伝えから来てるそうです。
この日は残念ながら修復作業の為にお城が全く見れませんでした。この夏にでももう一度行ってちゃんと写真を撮ってくるつもりです。
竜城公式サイト
竜の岩から見下ろしたライン川
ニーベルンゲン・ホール / Niebelungenhalle
ニーベルンゲンの伝説に基づいて造られた博物館です。
わにの様な竜の展示物が幾つか有りました。爬虫類が沢山飼われており、ガラス越しに見物が出来ます。