トルコ シデ
2006年3月26日~4月2日
パムックカーレとはトルコ語で「綿の宮殿」と言われる石灰棚の事です。
ながーい年月をかけて石灰分を多く含む温泉(1リットル当たり2.2g)が岩盤の表面を流れ落ちて造形されました。
このミニチュア版は世界中どこの鍾乳洞でも見られますが、それが巨大化すると何とも神秘的な光景を作り出します。
この石灰棚は1998年にUNESCO世界遺産に認定され、周辺に有ったホテルは全て取り壊され、オリジナルの石灰棚は立ち入り禁止となりました。
写真の石灰棚は観光客用のコンクリートで作られたダミー。 それでも今では石灰分が沈殿し、本物に劣らない素晴らしい自然の造形美です。 ここは土足禁止。裸足で歩き回るのは良いけど、マジに足の裏が痛くなりました。 さて、この名称ですが、日本ではパムッカレ、ドイツではパムッカーレと呼ばれていますが、トルコではパムックカーレが正解だ、と現地人が教えてくれました。 |
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ヒエラポリス遺跡 パムックカーレの上部にある遺跡。 古代ギリシャ・ローマの都市の跡です。 アルプス・ヒマラヤ造山帯上にあるトルコは地震大国です。 この町は紀元前から発達し、何度か大地震に見舞われてきました。 何度か復興を繰り返してきましたが、1534年に起こった地震で崩壊してからは廃墟となっています。 |
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じゅうたん屋
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現地で借りたレンタカーが余りにも酷いので、シデからパムックカーレの往復640kmはとても耐えられないと判断。 そこで急遽一日のバスツアーに変更しました。 その途中でお決まりのじゅうたん屋に立ち寄り、製造工程を見学しました。そこまでは良かったのですが、その後はディーラーが買えとばかりじゅうたんを広げて、じゅうたん工芸がいかにすばらしいかと演説を繰り返していました。 これには全員うんざり。 日食目当てに来た旅行者には、全く受けなかったようです。 |
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確かにすばらしい工芸ですが、ここまでやられると押売りみたいです。 | ||
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パムッカレの向かう途中
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乾いた大地が見渡す限り続きます。 この当たりは地中海の沿って連なるトロス山脈の一端 です。季節的に未だ寒いせいか、あちこちに雪が残っていました。 この当たりでは大理石が砕石されているようです。 (写真上) それにしてもトルコでバスに乗るのは、レンタカーを借りるのと同じように怖いです。タイヤはまっ平ら、街中は時速100km、高速道路を140kmで、それも道路の真ん中を走ります。赤信号や横断歩道なんて有ってないような物。 これも一つの生き方かなぁ、と思いました。 |